【戦国】v1 今日のゲスト:武田 信玄(たけだ しんげん)

こんにちは、柳です。
栄えある戦国武将1回目。今日はこの人です。


【本日の主人公】:
武田 信玄(たけだ しんげん)

 

【出身・生年没年】:
甲斐(山梨県) 1521-1573

 

【所属勢力】:
武田家

 

知名度】:S

(S:三国・戦国に詳しくない人でも知っている。A:少しかじったことのある人なら知っている。B:三国・戦国が好きな人なら知っている。C:三国・戦国がかなり好きな人じゃないと知らない。D:まず知らない。E:ヤナギもよく知らない。 ※筆者であるヤナギの主観による。)

 

【主人公のプロフィール・生涯】:
甲斐の国の戦国大名で、通称「甲斐の虎」
暴君であった父親を国外に追放し、甲斐の国を掌握。当時最強と言われた騎馬軍団を率いて、隣の信濃をほぼ手中に収める。
上杉謙信北条氏康という当時でも名将と謳われた武将を相手にしのぎを削り、上洛しようとした途中に病死。
旗印の風林火山は、孫子の兵法に由来する。

 

【エピソードや特筆すべき事項】:

1.高坂昌信(とされている人)へのラブレター

有名な話ですが、武田信玄は配下である武田四天王と呼ばれた一人、高坂昌信という人にラブレターを送っていて、その手紙が現存しているようです。

 

内容は、

「(浮気相手と言われているとある"男"に)私は言い寄りましたが断られたのでそれ以上先には行っていません。」
「あなた(高坂昌信)と深い仲になりたいのに疑われてしまっては、もうどうしようもないです。」

というもの。


少し補足しますと、キリスト教的な考えが日本に広まるまでは日本人は性に対してかなり寛容で、その一形態として同性愛(衆道)が行われていました。
よくあるケースとしては、大名の息子より少し年が若い男子をそばに置き、衆道関係にさせたとか。
また、さすがに戦場に妻や側室を連れてはいけないので、戦場においての大名の性欲発散という意味合いもあるようです。


織田信長前田利家森蘭丸、伊達正宗の片倉景綱、あたりが有名ですが、衆道相手は出世できるので、みんなその地位につきたかったようです。


そして武田信玄は、衆道相手であった(とされる)高坂昌信(とされる人物)にこのような手紙を書いているんですが、イメージは相当壊れますよね。
しかも、浮気相手も男ですし・・・。いや、逆に女だったら許せるのかもしれないですね。

 

2.水洗トイレを考案

武田信玄の居城、躑躅ヶ崎館には、信玄用の水洗トイレがあったようです。
仕組みとしては人力で、事前に木で作った樋を通しておき、信玄が鈴を鳴らして上の方で控える人に伝え、そこから樋に水を流していたとか。

そして、信玄はこのトイレのことを「山」と呼んでいたようです。
家臣が、「何で山なんですか?」と尋ねると、「山には草木(臭き)が絶えないから」とウィットに富んだ答えを返したようです。

 

【ヤナギの月旦評】:


当時、孫子の兵法を日本で最も深く研究した人物。

おそらく、意思は別として当時天下統一に最も近かった戦闘力を持った人だったと思います。


ただ、残念だったのがまずは生まれた場所ですね。
木曽馬という馬の産地であったため騎馬は優れていましたが、本拠地が険しい山に囲まれた盆地です。
防衛には優れていますが打って出るには不向きで、動きが取れなかった主因ですし、そのくせ四方を上杉(長尾)、北条、今川、斉藤に押さえられ、強敵だらけでした。


また、武田家が元々は守護大名だったことと、父親を追放したことも痛かったですね。
守護大名からの移行なので、そのまま領地を戦争なく支配できたのはよかったですが、それは同時に国人(その土地の豪族)や有力家臣の意見を聞かないと一人では何もできないことを意味します。
イメージとしては、先代社長から会社を引き継いだまではよかったけれど、残った重役は自分より年上で自分よりも会社のことを分かっている人たちばかり。
新社長の意見を簡単には聞いてもらえなさそうですよね。


信玄の父親は確かに暴君でしたが、外向きはよかったので同盟関係を強固に築いていました。
しかし、追放でそれが破たんします。

ただでさえ周りが強敵だらけなのに、父親追放で敵が増え、さらに部下が言うことを聞いてくれない、そういう手詰まり感がある中で、内政では信玄堤を作ったり「人は城、人は石垣、人は堀」の言葉に代表されるような家臣の団結力を強化したりした手法は、やはり稀代の名君と言えるのではないでしょうか。

是非、ほうとうをつまみながら日本酒を飲んで信玄餅を肴に話をしてみたいですね。

 

もし、京都に近い兵庫県辺りに生まれていたらどうなっていたか、病死せずに織田信長とぶつかっていたらどのような戦いになったのか、というあたりは興味があります。
織田信長は相当信玄を恐れていたので、戦にならずに降参、ということもリアルにありえたかもしれません。

 

ちなみに、武田信玄は家臣やその息子に対して「昌」(祖父の信昌に由来)の字をよくあげていたようです。
そのため、武田の家臣には昌の字を持つ人物が多いのですが、これにあやかって私の息子にも昌の字を入れました。
余談すみません。

 

<ゲームの中>
ゲームの中では、最強クラスの総合力です。
騎馬を率いれば、上杉謙信クラス以外の敵であれば蒸発するくらいの戦闘力。それに加えて内政でも活躍できる、万能型。
加えて、山本勘助真田昌幸などの智将、山県昌景馬場信春などの戦争向き武将も部下にいるので、質に任せてまずは今川を倒して海を確保したい。


ただ、惜しむらくは、四方が強すぎるのと甲斐の国力です。時間がたてばジリ貧です。
あと、武田を滅ぼして信玄を配下にしても、義理が低くて裏切りやすいのはご愛嬌。

 

【ヤナギが思う、主人公に似たタイプや似た人】:
ディーゼル車メーカーの五代目の名社長


おそらく創業社長でもやっていけるでしょうが、生い立ちから見るに五代目社長くらいかなと。
ただし、創業社長が持つようなカリスマ性や判断力も備えた、剛腕ではなく融和型の社長です。

一方で残念なのが、環境にやさしくないディーゼル車(≒騎馬隊)を作っているところ。
これからは自動運転・EV(≒鉄砲)の時代なので、ディーゼルには早く見切りをつけ、今まで稼いだ資金と銀行から調達したお金で、新興EVメーカーや自動運転技術の会社を買収できれば活路があるでしょう。

しかし、武田信玄ならそれができると思います。

 

今日はこのあたりで失礼します。

柳 ショーゴ